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藤田寛之が2打差3位 再浮上へのきっかけは

北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催中の国内男子ツアー「ANAオープン」2日目。5アンダーの4位タイからスタートした藤田寛之が「69」で回り、通算8アンダーの3位に浮上。今季初勝利、大会連覇に前進した。

絶好調にはいまだ程遠い。そしてこの日は、前半6番までに2ボギーを叩いて早々に一時後退し「あと2つくらいボギーを叩いてもおかしくなかった」という序盤だった。ショットが荒れ、チャンスでのパットはカップの底を叩かない。

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しかし左ドッグレッグの7番で、最初のバーディを奪ったところから、ようやくエンジンがかかり始めた。

12番(パー3)ではドライバーでの第1打、3番ウッドでの第2打と、ともに会心のショットを見せて2オンに成功。そして15メートルのイーグルパットを鮮やかに沈めると、両手を空に掲げてガッツポーズを見せた。15番、17番(パー5)でもいずれも6メートル以上のバーディパットを決めてトップ集団に再浮上。「イーグルが来てくれて、楽になった。ショットもパットもスムーズになった」と気分良く決勝ラウンドを迎えられそうだ。

「悪い方、悪い方へと行く流れを、実戦の中で止められたのは収穫だった」。この日は同組でプレーした松山英樹のスイングが、ラウンド中の復調のきっかけのひとつになった。

若き怪物のダイナミックなプレースタイルやスイングは、「あまり参考にならない。直接的には」と言うが、彼のショットを目にしながら、頭の中に描くスイングイメージを変えた。「スイングの形を、クラブの動きでイメージするようにした。クラブを閉じてきても良いんだと思えた」。クラブフェースの開閉を、必要最小限にとどめ「前半はボールが捕まらないことが多かったけれど、それが捕まって、方向と距離が合ってきた」と、巻き返しにつなげたという。

感覚的な手応えだけに「連覇と言いたいところだけど、まだ気持ちがそこまで行かない。今は結果を求めすぎるのは良くない」と慎重ではある。最終日、終盤に戦闘態勢に入れるか―。3日目の戦いぶりは大きな分岐点となりそうだ。(北海道北広島市/桂川洋一)

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