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26位発進の松山英樹 後半失速も焦りナシ

国内男子ツアーの「ANAオープン」が19日(木)、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開幕。松山英樹が4バーディ、2ボギーの「70」で回り、単独首位の片山晋呉に5打差の2アンダーの26位タイでスタートした。

澄み渡った空の下、初日午後スタートとなった松山は、出だしの10番で6メートルを沈めていきなりバーディ発進。12番(パー5)でグリーン右手前からのバンカーショットをピンそば1メートルにつけて2つ目を奪うと、18番(パー5)では左から6メートルを読み切り、3アンダーとして折り返した。

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しかし同組の昨年覇者・藤田寛之とともにスコアを伸ばして迎えた終盤、若き怪物の勢いが止まった。3番で4つ目のバーディを奪ったが、5番(パー5)では3番ウッドでの第1打を右へ曲げ、ペナルティゾーンである池の縁にボールを落として4オン2パットのボギー。そして7番ではラフを渡り歩いてボギーを叩いて後退。上位発進のチャンスを逃した。

それでもホールアウト後の表情は淡々、飄々としたもの。ショットへの不満はあったが「短いパットを外したけれど、フジサンケイの時より、入らなくてもストレスはたまらなかった」と話した。

今週は、スイングに入る直前にクラブを腰のあたりまで上げ、軌道と体の動きを確認するプレショットルーティンを実戦で導入。依然、入念な確認作業は続いている。「まだ初日なんで、いいんじゃないですか。初日で優勝できるわけではない」。米ツアー本格参戦前の大事な大会。このままでは終われない。(北海道北広島市/桂川洋一)

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