ウェッジを見つめるジャンボ尾崎。まるで刀のよう？

国内男子ツアーの今季第3戦「中日クラウンズ」は2日（木）から4日間、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで行われる。前週の「つるやオープン」初日にレギュラーツアー史上初のエージシュートにとどまらない快スコア、「62」をマークした66歳の尾崎将司は、今週も大きな注目を集めてティオフする。

中日クラウンズでは青木功と並び過去5度の優勝を誇るジャンボ。開幕前日の1日（水）はプロアマ戦に出場し、最終調整した。この日は午前中から強風が吹き荒れ、選手たちはスコアをまとめるのに一苦労。もちろん百戦錬磨の尾崎も同様で「朝からこの風が吹いたらお手上げ。まだそんなに大きなことは言えない。良いコンディションだったら、バーディを獲って気持ちも前に向くけれど。今日のような風が明日も吹く可能性があるんだろう？そうなったらダメ。コンディションが悪かったら“弱気の尾崎”」と苦笑いで話した。

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それでも同コースでの十分すぎる経験、そして計6545ヤード（パー70）と短い18ホールでの戦いには再びエージシュートの希望も膨らむ。本人も「出すんだったら、ここは出しやすいとは思う」と認めている。

偉業は易々と達成できるものではない。ジャンボがエージシュートだけを目標にしているわけではない。それでも「今週は、今日は、出るかも・・・」といった期待感をファンに与えてくれていることは間違いない。（愛知県東郷町／桂川洋一）