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初勝利、最終戦出場を懸けて上井邦浩、宮里優作が好発進

国内男子ツアー第24戦「カシオワールドオープン」が22日(木)、高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕。S.K.ホハン・ジュンゴンの韓国勢が7アンダーの首位タイでスタートする中、ツアー初勝利が待たれる上井邦浩が2打差の3位タイで滑り出した。

今季は3度のトップ10入りがある上井の賞金ランキングは現在35位(海外メジャーを含む順位、国内ツアーのみの順位も同様)。次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」に2年ぶりの出場を果たすためには、今大会終了後に国内ランキングで25位以内に入る必要がある。すると、強い意欲を持って臨んだこの初日、いきなり5バーディ、ノーボギーの「67」をマーク。待望の初勝利へ向けても大きな一歩を踏み出した。

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「今日はパターが良かった。長くて難しいところを2パットで切り抜けられたのが大きい」と少ないチャンスを確実にしたノーボギーラウンドを振り返る上井。今大会直前には“同門”の藤田寛之にパッティングでアドバイスを請い、ストロークを修正してきた。手応えを実戦で確かなものにして「最後まで優勝争いをしたい」と力強く話した。

また、昨年は高山忠洋と最後まで優勝争いを演じながらも2位に終わった宮里優作は、4アンダーの7位タイと上々の発進。出だしの10番(パー5)から3オン1パットのバーディ発進を決めると、その後さらに3バーディを重ね、ノーボギーの「68」でまとめた。

昨年もこのトーナメントで最終戦行きの切符をつかんだこともあり「いつもこういう位置なんですよね」と国内賞金ランキング30位という現況について苦笑い。それでも「やりたいことだけは、しっかりやりたい。一生懸命やって出られたらラッキーです。ティショットが曲がっていたので、ルーティンを確認したい」と視線を明日へ向けた。(高知県芸西村/桂川洋一)

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