11月20日、国内男子ツアーダンロップフェニックスオープン初日。「これ以上続けられない」とデビット・デュバルは、棄権を余儀なくされた。試合の5日前に彼のホームコースであるミッションヒルゴルフクラブ（深川、中国）でラウンドをしたときには健在だったが、この棄権は驚くべきものではなかった。

2001年の全英オープンの覇者であるデュバルは体調が良くなかった。なのに、スピーチで30分立たされ、巨大なコサージュをゴルフシャツにつけたままでスウィングさせられていたのだ。

＜＜　下に続く　＞＞

その後、9月の末から背中に痛みを抱え、ほとんど動けなくなっていることを関係者に告白し、「来週のフェニックスもどうなるかわからない」と言っていた。結局彼は7ホール後に棄権。そのとき8オーバーだった。デュバルは「前にもこういうことはあったんだ。いい成績を残したかったら、体を治すことが先だ」と、どれだけ時間がかかろうとも、体調がよくなるまではゲームをしないという。

新しいインストラクターのジム・ハーディにも励まされていただけに、デュバルにとってこの背中の故障は歯がゆい。「米国ツアー『ディズニートーナメント』では体調面において本当によかった。残念なことに、翌日また練習したら三日後にはクラブを振ることができなくなっていたんだ」。中国行きとダンロップフェニックスに先立ち、デュバルはこの三週間のうち、2、3回しか打てないだろうと言っていた。「壊れたレコードみたいに繰り返して悪いけど、体に問題があることはどうしようもない。背中がうまく動かないんだよ」とやりきれないコメントを残した。

Golfweek