感情と、自らのゲームをコントロールするタイガー・ウッズ
トーナメント裏話<先週のジョージア東海クラシック>
先週の大会中に、残念な出来事がありました。
会場には、4日間のべ1万8426人ものお客さまに応援に駆けつけていただき、大いに大会は盛り上がりましたが、その中で、たったひとりの方の言動が選手のプレーに影響を与えてしまいました。
<< 下に続く >>
というのも、選手がプレー中にもかかわらず、ロープの外から大声で野次を飛ばした方がいたのです。その行為は、選手がアドレスの姿勢を取ってまさに打とうとする瞬間にまでおよび、あたりに響き渡るほどの声で、プレーを妨げられたのです。
しかもそれは1度や2度ではなく、ほとんど毎日のように続けられ、関係者の再三の静止のお願いもまったく聞き入れていただけませんでした。
実際に、その方の心無い言葉に傷ついて「水を差されてしまった・・・」
と話したプレーヤーもいて、選手にも関係者にもしこりの残る結果となってしまったのでした。
今年の全米オープン3日目には、タイガー・ウッズがショット時に、ギャラリーに口笛を吹かれてプレーのリズムを崩したハプニングもありました。
技術以上に精神面が、ゲームの行方を大きく左右するのが、ゴルフというスポーツ。
選手たちはその1打に、賞金以上のプライドをかけて戦っています。
そんな選手たちがプレー中に特に気にかかる、という音は大きな話し声のほかに、携帯の着信音、砂利を踏んだときの足音、カメラのシャッター音、フィルムを巻き上げる音など。また、ビニール袋やお菓子の袋をガサガサさせる音なども、意外と集中力が乱されるようです。
選手がショットしようとする、その瞬間だけはどうかお静かに・・・。
それ以外のときには、どうかたくさんの暖かいご声援を、存分に選手たちにかけてあげてください!!
※日本ゴルフツアー機構が発刊しているメールマガジン(プレーヤーズラウンジ)より転載しています。