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世界的不況が国内男子ツアーにも直撃! 数試合で減額の動き

賞金総額が昨年より1億円近くアップし、今年も順風満帆かと思われた日本男子ツアー。しかしシーズン開幕を前に、世界的レベルで巻き起こっている不況の煽りが早くも直撃した。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の小泉直会長は16日(月)、大会スポンサー数社から賞金総額を減額したい旨の連絡があったことを明らかにした。

スポンサー名の明言こそ避けたが、連絡があったのは賞金総額2億円のスポンサー。「(賞金総額合計の)5~10パーセントの減額になるのでは」と見通しを述べた。トーナメント規定によれば、開催契約の締結後の減額は減額分の10パーセントに相当する違約金の支払いが定められているが、「こういう状況下なので、今のところ違約金を頂戴する考えは無い」という。まだ減額の正式決定はされていないが、「数日中に現実化するのでは」と切迫した現状を語った。

「今後も減額に向けた動きはあるかもしれない」と小泉会長。現在は開催中止に向けた連絡はないが、「何が起きるか分からない状態なので、(今後は)中止という可能性も無きにしも非ず」と表情を曇らせた。別のスポンサーが名乗りを挙げ、一時は消滅を回避されたかに思われた「マンシングウェアオープンKSBカップ」も、「当初は信憑性が高かったが、現在は流動的でハッキリしたことは言えない」という。石川遼の出現により復興しつつある男子ゴルフ界だが、取り巻く状況は決して楽観できるものではないようだ。

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