10年ぶりの国内開幕戦に向け意気込みを語る丸山茂樹

国内男子ツアーの2009年シーズンがいよいよ開幕。4月16日（木）から三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で「東建ホームメイトカップ」が行われる。14日（火）の指定練習日は9時過ぎには雨が本格的に降り出し、多くの選手が9ホールや途中で練習ラウンドを切り上げた。

今シーズンは国内ツアーに専念する丸山茂樹も1番からスタートしたが、6番を終えてクラブハウスに引き返してきた。丸山が国内ツアーの開幕戦に出場するのは10年ぶり。10年前は鹿児島県の祁答院ゴルフ倶楽部で開催されていたため、今大会の会場はこの日が初ラウンドの予定だった。

＜＜　下に続く　＞＞

「今日はコースを見たかったけど残念です。コースはフェアウェイが狭くないのと、パー3が比較的長いのが日本のコースっぽく感じますね。この雨だからグリーンは軟らかかったけど、これから晴れて土曜日ぐらいから少し硬くなってくるのかな」と、ラウンドを終えた丸山は、コースの第一印象を話す。

そして、マスターズはテレビで観戦したかという質問に「僕は朝が弱いので、見てないですよ。もともとゴルフ中継を見るほうではないので。ただ、何日目か忘れましたが、1時間ぐらいはみました。最終日は見ていないですが、4ストローク伸ばした（片山）晋呉はすごいよ。尊敬するね、正直うらやましい」。

一部報道で「丸山茂樹が賞金王を狙う」と報じられたことには「あれは、近いうちにって言ったんだよ。今年なんて言ってないからね。だって、晋呉はすでに数千万稼いでるでしょ。もう3勝ぐらいした感じじゃない、追いつくのは大変なことだよ。でも、目標は高いほうがいいから、そのぐらいの気持ちでやります」。

丸山はこのオフシーズンに、球筋を従来のフェード系からドロー系に変えた。「最初からうまくいくかは分からないけど全力でいきます。ただ、初日、2日目は様子を見ながらのラウンドにはなりますけど。シーズンを通しては、賞金も大事ですが、ワールドランキングも上げたいですね。40代になって、もう1回マスターズに挑戦もしてみたいですからね」。現在、丸山のワールドランキングは232位。マスターズに招待される50位以内に入るには、何勝も積み重ねなければならない。