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「技術に走っている」遼の問題を父が指摘

「つるやオープン」で予選落ちを喫してしまった石川遼。本人は「調子は悪くない」と言っているが、結果はついてこない。その原因はどこにあるのか?この日、石川と同組で回った尾崎直道、そして石川の父・勝美氏がともに同じような問題を指摘した。

過去、マスターズに4度の出場経験がある尾崎直道は、自身の経験を元にこう解説する。「アメリカに行って、一流選手を見ると、気持ちが向こうに行ってしまう。オーガスタ帰りは良くそうなるんだけど、スコアをまとめるより、そっちに神経が行っているから、さっぱりした感じでボギーやダボを打ってしまう。マイナビで勝ったときは、苦しかったって泣いたでしょ。苦しいのは勝ちたいから。今はスコアに執着していない」。

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勝美氏も同様の事を言う。「「調子は悪くない。ちょっと不運だったけど、悲観はしていない。ただ、アプローチは去年が100なら90くらいです。素直じゃない。技術に走ってますね。マキロイは、芝に触らないくらいの精度でロブショットを打てる。それが寄っちゃうから驚いちゃう。ピンまでデッドのロブショットでいこうとか、低く強い球でキュッと止めようとか、必要な時に使えばいいけど…。小学校の頃のように、普通のSWの角度で打ったら、どう転がって寄っていくか。普通にやればいい」。

世界の一流を目の当たりにし、石川の中では消化不良が起きているのだろう。それをきちんと飲み込むには、少し時間が掛かるのかも知れない。尾崎は続ける。「誰もが通る道だけど、これだけファンが多いんだから、忍耐でクリアしていかなくちゃいけない。優勝争いが一番エキサイティングなんだから、それをファンに見せてあげないと」。石川がこの局面をどう乗り越えていくか、次週もトリッキーな和合(中日クラウンズ)での戦いが待っている。

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2009年 つるやオープンゴルフトーナメント



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