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好発進も憮然 池田勇太は終盤を悔やむ

国内男子ツアーの「ANAオープンゴルフトーナメント」は13日(木)、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開幕。2週前の「フジサンケイクラシック」、そして前週の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」で2戦連続単独2位に終わった池田勇太が、4アンダーの7位タイと上々の滑り出しを見せた。

初日インスタートとなった池田は、出だしの11番(パー3)でティショットをグリーン左に外しボギーが先行。それでも4メートルを沈めた直後の12番(パー5)から3連続バーディを奪取。時間を追うごとに、帯同するギャラリーの数を増やしていく。後半も5番までに4バーディを決める好調ぶり。夏場を経てからのショットの良い状態を、得意の北の大地でも披露しながらスコアを伸ばして行った。

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しかしホールアウト直後の表情は、自身への苛立ちであふれていた。「3連続(バーディ)も2つあったりと、良かったところもあったけれど、もっと獲れたホールもあったし、ボギーも多い」と7バーディ、3ボギーのラウンドに納得がいかない。そして「なにしろ上がりが悪すぎて」。終盤8番(パー3)でボギー、最終9番(パー5)では2メートル弱のチャンスを逃してパーフィニッシュ。「ナイスラウンドではない」と切り捨てた。

前日12日(水)に掲げた課題は「一球入魂」。勝負どころでの集中力を表現した課題については「おおよそ出来ているけど、もったいない上がりもあったし、まだまだ」と憮然。残り3日、会心の笑みを浮かべてホールアウトできれば、きっと2年ぶりの大会制覇、そして通算10勝目に限りなく近いポジションにいるはずだ。(北海道北広島市/桂川洋一)

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2012年 ANAオープンゴルフトーナメント



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