藤本佳則が手にした人生初の日本タイトル
2012年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:06/21〜06/24 場所:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)
藤本佳則、全英OP初出場に照準
今月初旬の「日本ゴルフツアー選手権Citibank Cup Shishido Hills」でツアー初勝利を国内メジャーの舞台で飾った藤本佳則。今季開幕前から期待されていたその実力を、いよいよ確固たる結果で示した22歳は、21日(木)開幕の「~全英への道~ミズノオープン」を前に、「良い意味でリラックスして試合に臨めます。勝たなければ、というのが無くなった」と充実感に満ち溢れた表情を見せた。
このミズノオープンは上位4位までの選手に、7月のメジャー「全英オープン」の出場権を付与しているが、今大会終了時の賞金ランキング上位2位までに入れば、同じく全英行きのチケットを獲得できる。藤本は現在、藤田寛之に次いで2位。3位のブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)には800万円差をつけており、自ら「状態は良いです」と話す表情からも、有力な出場候補のひとりとして数えて良い。
<< 下に続く >>
開催コースのJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は今回が初体験。海に隣接し、強風が吹きぬけるコースに「日本のゴルフ場ではないような見た目と雰囲気。セカンド地点からピンの根元が見えないところもあったり、今までやったことのない感じ」と第一印象を語る。それでも「どこに打っても前が開けているので、やりやすいといえばやりやすい。風?日本はどこでも風が吹くし、逆に周りに木がないから、風が回らない」とポジティブにとらえている。
「僕は全英に行ったことがないけれど、(TVなどで見てきた)風景が似てますね。全英に向けてよい練習になると思います」。初勝利はスーパールーキーの視界もひろげた。その勢いを一気に加速させるか。(岡山県笠岡市/桂川洋一)