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池田勇太&小田孔明は苦しい滑り出し

千葉県のザ・カントリークラブ・ジャパンで開幕した国内男子ツアー第6戦「ダイヤモンドカップゴルフ」初日。地元優勝を狙う池田勇太はイーブンパーの58位タイ、そしてディフェンディングチャンピオンの小田孔明は2オーバーの100位タイと、いずれも出遅れる結果となった。

午前7時50分。ジャンボ尾崎とともにインコースから同組で回った両選手。池田は出だしの10番でパーオンを逃していきなりボギー発進。その後もなかなかチャンスを活かせない展開が続いた。折り返しの18番(パー5)では右ラフからの第2打をグリーン左手前の池に入れながらも、4メートルを沈めてパーセーブするなど粘り強さも見せたが、後半のチャージへはつながらない。

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トップのジェイ・チョイの8アンダーを筆頭に、風の弱い午前スタートの選手が、スコアの伸ばし合いを展開する中、バーディは7番のひとつだけ。「このコンディションでバーディ1個じゃ話にならない。『帰りなさい』と言われてるようなもんだよ」と、深くため息をつく。会心のショットがディボットにはまるなど、ツキからも見放され「私のゴルフの象徴です。毎週、言うこと一緒だもん」。調子は上向いているが噛み合わないシーズン序盤戦。その好転のきっかけをつかめず、胸に充満するフラストレーションを吐き出した。

一方、大会連覇を狙う小田は、序盤に大荒れ。出だしの12番までに2ボギーをたたくと、15番ではトラブルに見舞われた。ティショットをOBし、打ち直しの第3打はラフ。続く4打目もバンカーに入れるなど、6オン2パット。パー4で「8」をたたいてしまった。「(開始)6ホールで6オーバー、最下位だからね。心がポキっと折れた」。

それでも直後の16番で最初のバーディを決めると、その後はさらに3つバーディを加えて「74」でホールアウト。「意地、意地で帰ってきました」と巻き返しを見せて2オーバー。「フェアウェイに行っていれば、あのくらい(後半のプレーができる)。明日は普通に回れば、7つ(7アンダー)くらいいくでしょう。アンダーにして帰ってきます」と、2日目のさらなる挽回を誓う。このままでは、終われない。(千葉県木更津市/桂川洋一)

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