初Vへ額賀が単独首位キープ!遼は5打差で決勝へ
2012年 東建ホームメイトカップ
期間:04/12〜04/15 場所:東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)
冨山聡は自身の2試合連続優勝争い!
昨年11月に開催された「カシオワールドオープン」で4位タイに食い込み、初の賞金シードを掴んだ冨山聡。迎えた2012年シーズンの開幕戦「東建ホームメイトカップ」の予選2日間を終えて、通算7アンダーの2位タイにつけている。富山にとっては「カシオ-」以来のツアー競技となるため、“2戦連続”で上位につけている。
大会初日に3アンダーをマークし8位タイにつけた冨山は、この日6バーディ、2ボギーと4ストローク伸ばした。「今日は全体的に良かったです。ショットがだいぶ良い感じなので安心してラウンドできています」と振り返る。
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冨山の“安心して”という言葉には、ショットの精度だけではなく、もっと大きな意味合いが隠されている。それは、昨年シード権を獲得したことだ。いままで、ツアーに出場できたのは、毎年末に行われるクオリファイを通過して掴んだ出場資格で、シーズン途中には出場優先順位の入れ替えがあるため、シーズン早々に好成績を残さなければならない。ところが、賞金シードをもっていれば、1年間を通して試合に出られるのだ。
「やっぱり1年間、腰を据えてできるのは大きいですね。今年は最終戦の日本シリーズ(JTカップ)に出場してやろうと。そこを目標にやっています」と、今までよりも1段上の目標を掲げている。
そしてもう1つ、冨山の精神状態を安心させていることがらもある。師匠の片山晋呉の存在だ。「晋呉さんから体の使い方など教えていただきました。今はそれだけを気をつけてやったら結果がよくなりましたね。晋呉さんは、ゴルフのことで相談をすると、何でも答えてくれるんですよ」と目を丸くする。
昨年は2週間だけ参加した片山の恒例となった宮崎合宿だが、今年は「もっと長く来いと誘っていただいたので」と4週間参加。「ゴルフのことだけでなく、生活習慣までいろいろ学びました」。師匠に叩き込まれたゴルフに取り組む姿勢を忠実に貫く富山が、早々に優勝を飾り、目標とする日本シリーズ出場資格はなるか。(三重県桑名市/本橋英治)