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松山英樹「調整、うまくいってません」

4月の海外メジャー初戦「マスターズ」にアマチュアとして2年連続で出場する松山英樹は3日(金)、都内で行われた日本ゴルフトーナメント振興協会の表彰式に出席し、2011年度の「GTPA特別賞」を受賞。その後、渋谷区の寺院で行われた節分の豆まき行事に参加した。

予選落ちに終わった1月の米国男子ツアー「ソニーオープンinハワイ」で自身の今季初戦を終えた松山は帰国後、東北福祉大に戻り「仙台で冬眠しています」。ショット技術の向上を目指すとともに、体力強化を図っている。しかしながら、現段階では「調整、うまくいっていません」と苦笑い。「ソニーオープンが終わって、トレーニングを中心にやっているが、自分の体力が無くて…。(ショットの)飛距離も出ていない」と話した。

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そうは言っても「ちょっと慌てている」と話す表情も、どこか落ち着いた様子なのが松山だ。あっけらかんとして「去年の今頃も調子は悪かったので、そういう意味では流れとしてもいいかもしれない」と、マスターズで日本人史上のローアマチュアを獲得した昨シーズンの動向を思い浮かべる。そして改めて「目標は高いほうがいいので、優勝争いをしたい気持ちはある。けれどまず予選通過をして、それから上を目指したい」と今年の夢舞台を見据えた。

その後参加した「初めてです」という豆まき行事では、思わぬ“収穫”もあった。一緒に参加した著名人の中には、バレーボール元日本代表の川合俊一氏のほか、陸上競技のやり投げの日本代表としてアテネ、北京五輪に出場した村上幸史の姿も。初対面ながら同じ愛媛県出身のアスリートとあって、挨拶を交わした。

すると村上のベストスコアは「92」ながら、ドライバーの飛距離は最高で380ヤードと聞くと思わずビックリ。身長190センチに迫る大きな肉体を、思わず羨望のまなざしで見つめ、さらには体の強化に関する話に聞き入る場面も。筋力とともに瞬発力をつけるトレーニングも伝授され、充実した節分の日の午後を過ごしていた。(東京都渋谷区/桂川洋一)

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