宮本勝昌のスイングをスーパースローで見る
2011年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン
期間:09/22〜09/25 場所:琵琶湖カントリー倶楽部(滋賀)
4位浮上の宮本勝昌「ビエラ!ビエラ!」
滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で開催中の国内男子ツアー第16戦「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」2日目。1アンダーの25位タイから出た宮本勝昌が5バーディ、1ボギーの「67」をマークして通算5アンダーの4位タイに浮上した。
第2ラウンドをインコースから出た宮本は、序盤6ホールは静かにパーを並べた。しかし16番からの2連続バーディで勢いづくと、後半は3バーディ、1ボギーと2つスコアを伸ばしてトップと4打差と好位置で決勝ラウンドへ進んだ。ホールアウト後は破顔一笑。「ビエラ!ビエラ!」とパナソニック社のテレビブランド名を、連呼しながらクラブハウスに引き上げてきた。
<< 下に続く >>
ギャラリーやメディアの前では(たいてい)明るい選手会長も今季は優勝はおろか6度予選落ち、1度の失格と苦しんでいる。2週前の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood」最終日に「62」のコースレコードをマークしたが、前週の「ANAオープン」では予選落ちと成績が安定しない。
今大会には師匠の芹澤信雄も出場。大雨のためコースで練習できなかった開幕前日の21日(水)は近隣の練習場で藤田寛之ら“チーム芹澤“で打ち込みも行った。しかし「教えてもらっても、今はそれがなかなかできない歯がゆさがある」と悩みは深い。今週は同じ宿舎で、隣の藤田の部屋を“夜な夜な“訪ねてアドバイスを請うなど、もがき続けている。
それでも難コースで2日続けてアンダーパーをマークしたことへの手応えもある。「ビッグスコアは出にくいはず。今週は地味に、地味に行きます」と静かに闘志を燃やした。(滋賀県栗東市/桂川洋一)