前田雄大の戦績・プロフィールなど
2011年 エリートグリップJGTOチャレンジIII
期間:09/21〜09/22 場所:未定(未定)
前田雄大が両親と師匠の目の前でチャレンジトーナメント優勝!
「エリートグリップJGTOチャレンジIII」最終ラウンド、前田雄大がトータル7アンダーで森田徹、杉山佐智雄、村上克佳と並び、4人のプレーオフを制し優勝に輝いた。2003年の『東京ドームカップ(第2回』以来の優勝を飾った。
出だしをバーディとしたものの、続く2番から4番までを3連続ボギー。優勝戦線から外れたと思った人も多いだろう。「苦しくはなったけど、ボギーが出たお陰で集中する事が出来た。3連続ボギーを叩いたあたりでは、今週は僕の日ではないのかなとも思いましたけど、振り返ってみるとボギーで良かったのかもしれないですね。あそこでバーディが先行していたらどうなっていたかわからないですね。」と前田が話すように3連続ボギーが流れをもたらしたのかもしれない。マイナス分を取り返し、迎えた最終18番ホール。難しいラインのバーディパットを沈め、プレーオフに望みをつないだ。
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この時、すでに勝負は決していたのかもしれない。再び18番ホールで行われたプレーオフでもバーディを決め、3人を寄せ付けなかった。
「1ホールで決められて良かった。最初から1ホールで決めるつもりでした。18番の勢いもあったし、長引けば不利と思っていました。うまく集中できていたと思います。」
この日、前田が優勝したかった理由がある。ご両親と、師匠の水巻善典が観戦に来ていた為だ。「両親と水巻さんの前で勝つことが出来て嬉しかった。先週、水巻さんもシニアで初優勝されましたし、もしかしたらいい運を持ってきてくれたのかもしれないですね。」
師匠の水巻は弟子の前田の優勝に対し、「もともと力はあるし、心配はしませんでした。流れもよかったしね。でも俺が来て負けたら申し訳ないし、勝ってよかったね。」と安堵の一言。
この優勝で、「コカ・コーラ東海クラシック」への出場が決まった前田。前田にとっては2006年の同大会で、途中まで3日目まで優勝争いをした思い入れのある大会だ。「コースは難しいし、技術がないと上にはいけないと思う。でも好きなコースなのでがんばりたい。」
そして次なる目標は、10月19日から行われるチャレンジトーナメント最終戦「JGTO Novil FINAL」だ。最終戦終了時の賞金ランキングで賞金王となれば、レギュラーツアーでのほぼ1年間のシードを獲得でき、2位~6位でも第1回リランキングまではほぼ出場する事が出来る。現在、前田は賞金ランキング5位の為、逆転での賞金王は十分射程圏内だ。「来季のシードがかかっているし、精一杯やりたい。」来季、レギュラーツアーが主戦場となるのか、今後の前田の活躍に注目だ。