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阿部、小平、将来性有望な2人の男子プロが誕生!

国内男子ツアー2011年のツアー出場資格をかけたファイナルクオリファイトーナメントが、茨城県のセントラルゴルフクラブ西コースで開催され、2名のプロゴルファーが誕生することになった。

1人は6日間通算で14アンダーをマークして、ランキング16位に入った阿部裕樹(あべ・ひろき)。現在、日本大学4年生の阿部は、今年の「日本アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝を果たした。この日本アマの歴代覇者には、中嶋常幸倉本昌弘宮本勝昌星野英正など多くのトッププロが獲得していて、今季賞金王となったキム・キョンテ(韓国)も2005年、06年と連覇を果たしている。

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「こんなにいいスコアで回れると思っていなかったので嬉しいです。まだ、プロ転向届を出したばかりなので実感は沸きませんが、自分はまだ経験もないので、これから一つでもプロの技を身につけて上手くなりたいと思います。ツアーでの優勝はまだイメージがわかないので、上位で戦える選手になりたいと思います」と謙虚に語った。

そしてもう一人、今年のJGTOチャレンジツアー「鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジトーナメント」にアマチュアながら優勝を果たした小平智(こだいら・さとし)だ。最終日を5アンダーで迎えた小平は、2番でダボ、5番でもボギーを叩き苦しい展開となったが、9番のバーディを皮切りに、後半は4つのバーディを積み重ねて通算7アンダーでホールアウトした。

「出足のダボで、もうダメかと思ったので、攻めようと思ったらそれが良かったです。チャレンジツアーでの優勝で、コースマネジメントというか攻めるところと守るべきところが少し分かったような気がします。同じ年の薗田くんがツアーで頑張っているので、そこを目標にしていきます」と話す小平。

6日間の成績で小平の優先順位は42位となった。この順位だと、来季前半戦の半分の試合には出られそうだが、出られない試合はチャレンジツアーに出場するなどして調整を行うことになりそうだ。

石川遼池田勇太薗田峻輔など若手が中心となってきた国内男子ツアーが、阿部と小平の参戦によってさらに盛り上がりに拍車をかけることになるかもしれない。

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