予選落ちに終わったが、「全英オープン」への出場は薗田にとって大きな財産となったようだ

「セガサミーカップ」2日目は、日没により連日のサスペンデッド。その中で、薗田峻輔が通算9アンダー、首位に1打差の暫定2位タイでホールアウトし、「ショットが良いのもあるけど、長めのパットがうまく決まってくれて、そこから波に乗れました」と笑顔を見せた。

第1ラウンドの残り10ホールで1ストローク伸ばし、通算3アンダーの5位タイで第2ラウンドへ。1番からスタートした薗田は、2番で8メートル、3番で5メートルのバーディパットを沈め、その後もコンスタントにバーディを重ねた。最終的に7バーディ、1ボギーの「66」。首位争いの中で決勝ラウンドを迎える。

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先週、初めて海外メジャー「全英オープン」を体験し、「今週は、その経験が活きている」という。「今週はティショットを何度か曲げてラフに打ち込んでいますが、先週のラフを経験しているので」と、涼しい顔。また、タイガー･ウッズやアダム・スコットら、憧れのプレーヤーを間近で体感し、「みんな僕の理想のスイングで、“オーッ”という感じでした。頭の中に良いイメージが残っていて、楽しみな感じで今週に臨めています」と、一流のスイングを頭に焼き付けたことが、自らのプレーにも好影響を与えているようだ。

さらに、「セントアンドリュースの強い風のイメージが、まだ多少は残っています。今週は攻めていけると思うので、3日目はビッグスコアで回ってきたいですね」と自信をのぞかせる。風が吹くイメージのあるザ･ノースGCだが、今の薗田にとっては涼風ほどにしか感じていないのかもしれない。

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