石川遼「自分の強みで勝負を」 多用したミニドラの評価
◇国内男子◇中日クラウンズ 初日(30日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇雨(観衆3571人)
冷たい雨が降り始めた午前7時30分の早朝ながら、石川遼は多くのギャラリーを引き連れて14回目の和合をスタートした。1月から米下部コーンフェリーツアー8試合を戦い、今季初めての国内ツアー。「すごい楽しかったし、緊張もあった。コーンフェリーでプレーしているときは1人くらいなので、1000倍くらいギャラリーがいたんじゃないですかね」と笑顔を向けた。
出だし10番のティイングエリアで、3Wに代えて和合で初投入したキャロウェイ QUANTUM ミニドライバーをいきなり握った。フェアウェイからピン左5mにつけてバーディ発進。以降は許容範囲ではありがならも、ティショットが右に出る傾向が続きスコアメークに苦しんだ。
1つ落として折り返した後半、2連続バーディ直後の6番のピンチは好リカバリーで乗り切った。フェアウェイバンカーからの2打目が「トップ気味に」当たりグリーン奥のラフへ。「打ったことのない左足下がりの傾斜から大変だった」という状況で熟考の末に9番アイアンを抜き、約15ydからグリーン手前にクッションさせてピンに絡めてパーでしのいだ。
久々の熱気に包まれる中で3バーディ、3ボギーと伸びあぐねながらも、イーブンパー49位の発進には納得できる部分もある。「少ないチャンスをものにできたり、3パットがなかったり、ボギーになりそうなところをキープできたり。そういうところがつながってのスコアだと思うので、今日のところは“これで良し”と捉えて、明日につながっていくという気持ちでいます」と振り返った。
この日はミニドライバーを多用し、9ホールのティショットで手にした。主にこれまで3番ユーティリティで刻んでいたホールで握ることが多く、「今までよりも少しアグレッシブ目に」和合を攻め続けた。「今までのルーティンをあまり考えず、自分の強みで勝負をしていきたい。そこを生かせるという意味でいいクラブ」とうなずき、上位進出を狙う2日目を見据えた。(愛知県東郷町/塚田達也)