シード1年目「ことしは“ビジネス”で」 出利葉太一郎は米ツアー1次予選に再挑戦
◇国内男子◇フォーティネットプレーヤーズカップ 最終日(25日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7105yd(パー71)◇曇り(観衆1650人)
25歳の出利葉太一郎は日大ゴルフ部時代、杉浦悠太と同部屋で生活した。同級生のライバルは今季、米下部コーンフェリーツアーに参戦し8月の「アドベントヘルス選手権」で初優勝をマーク。10月「コンプライアンスソリューションズ選手権」3日目には「58」をたたき出す活躍を見せた。
年間ポイントランキングで上位20人がPGAツアー昇格するレースは21位で終了。わずか1ランク届かなかった杉浦の戦いぶりを、出利葉は労いつつ、「あんなにギリギリのラインで戦っていること自体が僕の想像以上のこと」と感嘆する。「ニュース記事で読む以上にタフなことを杉浦も、石川遼さんもやっている。僕も早くそこに、タフな状況に身を置きたい」。視線は何年も前から太平洋の先に向けてきた。
次週の「バンテリン東海クラシック」を終えた後、中1日で11月3日(火)に始まる米ツアーの1次予選会に清水大成らとともにカリフォルニア州の会場で挑戦する。出利葉は昨年、下部ACNツアーの試合翌週に渡米して1次を突破した。「ことしも同じように試合勘をキープしていきたい」という狙いがある。
今季はレギュラーツアーのシード選手としての1年目。初優勝こそまだないが、年間ポイントランキングは16位につけ、来季の日本ツアーの出場権はひとまず安泰。「ことしはビジネスクラスにシートをアップグレードして(予選会に)行けるように頑張ろうとずっと思っていた。去年はエコノミーで行ったので…」と照れながら明かした。
25歳は身長180cm、今季のドライビングディスタンスで2位(312.28yd)につける大型プレーヤー。「自分が稼いでから(ビジネス)に乗りたかった。自分への投資も、『稼いだから、乗れるんだ』というようにしていきたかったんです。そのために頑張りたかった。もちろん、エコノミーを知らずにビジネスに乗るのも夢でしたけどね(笑)。でも、エコノミーに乗っていたからこそ、ビジネスの良さも分かるだろうし」と身の丈に合う選択をしてきたつもりだ。(千葉県栄町/桂川洋一)