“ジャンボイズム”を胸に 45歳の宮里優作が2連続イーグル締め
◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 2日目(24日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652yd(パー72)◇曇り
上がり2ホールで連続イーグルを奪った宮里優作がクラブハウスへと帰ってきた。データが残る1999年以降では連続イーグルは3年ぶり通算12例目、11人目の達成者となり、同組で回る青木瀬令奈、青木のキャディを務める成田美寿々らとハイタッチ。会場を沸かせるスーパーショットで見せ場を作った。
8番(パー5/491yd)は昨年パー4に設定されていたホールになるが、次の9番(パー4/378yd)はピン位置が右前に切られていたこともあり、ティショットを1Wではなく3Wに替えて距離を残し、残り111ydのセカンドを56度のウェッジでカップへと放り込んだ。16ホールを終えた時点では4バーディ、2ボギーと伸ばしきれずに「我慢のゴルフ」が続く展開だったというが、「66」で終えてトップと2打差の通算11アンダー7位となった。
45歳にとって、抱える今の課題は「少ない時間でいかにコンディションを整えるか」に尽きる。2024年に左ひざの半月板が断裂し、以降はその痛みと向き合ってきた。「歩くスピードが速くなりすぎないようにしたり、重心が内側に入らないように歩き方を意識したりと細心の注意を払っている」。わずかな段差でも命取りになることもある。
それでも飛距離を求める努力は怠らない。解説を務めた4月の海外メジャー「マスターズ」では同年代ジャスティン・ローズ(イングランド)が優勝争いのすえに3位に入った。「アダム・スコット(オーストラリア)やさらに年上のルーカス・グローバーらが活躍する姿を見れば、年齢に対する衰えや言い訳はできない」。そして、昨年末に亡くなった尾崎将司さんの「飛距離を求められなくなったら終わりだ」という言葉も深く心に刻んでいるという。「妥協せずにトレーニングを続けていく意識は強く持っている」
上位陣のひとりとして迎える週末は「優勝争い」が目下のテーマになる。「去年は1、2回ぐらいしか優勝争いできなかった。(最低でも)月1回ぐらいは優勝争いしたい」と意気込む。“ジャンボイズム”を胸に、不屈のベテランが限界に挑み続ける。(千葉県睦沢町/石井操)