2025年 関西オープンゴルフ選手権競技

「お父さんのために出て」 木下稜介は亡き義父を思ってクラブを握る

2025年 関西オープンゴルフ選手権競技 2日目 木下稜介
亡き義父のためにも優勝したい

◇国内男子◇関西オープン 2日目(16日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇曇り(観衆722人)

木下稜介は強い気持ちでクラブを握った。2週前の「中日クラウンズ」3日目に妻の父・忠司さんが75歳で亡くなっていた。「ゴルフが大好きで、すごくかわいがってもらいました」。棄権することも考えたが、最終日「69」で回って14位で終えた。

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前週アジアンツアー「インターナショナルシリーズジャパン」は欠場。今週も欠場の2文字が頭をよぎったが、妻からの「お父さんのために出て」と背中を押されて滋賀に乗り込んだ。

この日は出だし10番を168ydから9Iで2mにつけてバーディ発進。続く11番は130ydから52度で直接沈めてイーグルを奪った。1イーグル8バーディ、2ボギーの「62」は2021年「ダンロップ・スリクソン福島オープン」(パー72)最終日に並ぶ自己ベストタイだった。

2025年 関西オープンゴルフ選手権競技 2日目 木下稜介
ドラコン選手に教えを受けてショットが安定

2月からドラコンの山崎泰宏プロに教えを受けてショットが安定した。「今まで自分がこうだと思っていたのが違った。真逆のことをやらないといけない」。クラブ、体の動かし方をイチから確認した。

賞金ランク8位と成績は安定し、飛距離も5yd伸びたが、「教わりだして一番良くなったのが、アプローチ。思ってもなかったし、驚いた」。6番は50cm、7番(パー5)も30cmに絡めて4連続バーディにつなげた。最終9番のティショットで左OBを打ってボギー締めも「ダボにしたくなかったし、あしたにつながる」とすぐに気持ちを切り替えた。

昨年5月「ミズノオープン」以来の頂点へ、後続に1打差をつけて決勝に進む。「歴史のある大会だし、優勝したい思いが強い。お義父さんのためにも優勝したい」。天国の義父に捧げるツアー4勝目にする。(滋賀県日野町/玉木充)

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