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出だしでドキッ! 松山英樹は尻上がりでドライバーショットに感触

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(14日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)◇晴れ

同組には、6年前の本大会予選ラウンド以来の石川遼と、2年前のジュニアレッスンで出会った今年の「日本アマ」覇者の松山茉生(まお)。楽しみにしていた2人とのプレーの滑り出しで、松山英樹はドキッとした。

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スタート10番のドライバーショットを左に曲げ、林へ一直線。松を直撃したボールは右後方に弾き返され、フェアウェイに戻ってきた。しかし、490ydのパー4だけに2打目でウッド系クラブを持たざるを得ないほど距離が残った。それでも、ピン右奥4mに乗せ、フックラインを沈めた。トラブル必至のミスをバーディに転じる“幸運”もあり、徐々に流れを掴んでいった。

「出だしはビックリしましたけど、後半になるにつれティショットがましになってくれて良かったです」。12番で左林に打ち込み、14番では首をひねっていたティショットに手応えを感じたのは、15番だった。ドライバーショットがフェアウェイをとらえると、相棒の早藤将太キャディと目を合わせ、納得したように頷いた。

その後6回握ったドライバーはいずれも力強いフィニッシュを取り続け、1番でアプローチミスからボギーを喫したものの、危なげないスコアメークで4アンダー「67」でフィニッシュした。

石川とはラウンド中、何度も談笑。「練習ラウンドで回っているし、久しぶりという感じはないですけど、(石川が優勝した)先週のこととかを話していました」。また、2年前にジュニアレッスンで指導した16歳の松山茉生のプレーに間近で触れて「“振り感”がまだ飛距離と合ってないところはあるけど、ポテンシャルはすごいです」と“教え子”の成長を喜んだ。

2014年以来の大会2勝目へ。2日目も石川、松山茉生とのラウンドを楽しみながら、松山英樹が加速しそうだ。(宮崎市/加藤裕一)

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