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中島啓太はティショットに苦戦し後退も「チャンスある」位置

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(12日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇晴れ(観衆3738人)

最終ホールのボギーで首位との差は2打に開いた。中島啓太は2バーディ、5ボギー「73」で通算1アンダー5位。ホールアウト後は悔しそうに天を仰いだ。

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長いラフにつかまれば簡単にボギーが出るセッティングで、この日はティショットをなかなかフェアウェイに置けなかった。フェアウェイキープ率は42.857%(6/14)で、ボギーが先行した2番もティショットがラフにつかまり3オン2パット、3番も右のラフから3打目を短いクラブで打てる距離まで運んだが、ピンに寄せられずに連続ボギーで後退した。

ようやく最初のバーディが来たのはパー3の12番。第1打をピンそば3m弱につけ、13番(パー5)は3打目を2mに乗せて連続バーディにこぶしを握ったが、流れは続かなかった。

15番からは一度もフェアウェイをとらえられず、18番で左ラフからの2打目を右のバンカーに入れ、3mのパーパットが入らずボギーフィニッシュ。「苦しい展開だったので、なんとか流れを切り替えたかったんですけど。ラフに行き続けていたので、きのうとは違う感じだった」と耐えられなかったことが悔やまれた。

5位に後退したが、首位との2打差は逆転可能な位置。「全然、チャンスはあると思う。あきらめずに頑張りたい」と、夕方のコースで悔しさを晴らすように練習に打ちこんだ。(埼玉県狭山市/谷口愛純)

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