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「もう少し話を」 岩崎亜久竜は緊張のチャンピオンズディナー

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(9日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)

前日8日のチャンピオンズディナーはホロ苦い思い出となった。前年大会覇者の岩崎亜久竜は人生初となる乾杯のあいさつを行った。「直前にトイレで調べて話しました」と“予習”はしてきたつもりだが、当初3分の予定も緊張してしまい1分ほどしか話せなかった。

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「全員のグラスに注ぎ終える前に終わってしまい、司会者から『もう少し話をしてください』と言われました」と苦笑いで振り返った。

例年、前回優勝者が乾杯のあいさつをするディナーでは日本ゴルフツアー機構(JGTO)前会長で大会2勝の青木功氏らも同席。青木氏からは「もう少し頑張れ」と発破をかけられた。今季は9月「ANAオープン」で1勝も国内、海外で18戦に出場し8回予選落ちの現状に“喝”が入った。

今週終了時の賞金ランキング8位以内には10月24日開幕の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC)の出場権が与えられる。11位の岩崎は8位の幡地隆寛と約1150万円の差があり今大会で3位以内に入るのが最低条件だ。

練習ラウンドを終えて岩崎は「グリーンも小さく傾斜が強いので、去年より難しいコースだと思う。ラフにいけば運勝負になるからティショットがカギになる」。2000年の尾崎直道以来、史上6人目の連覇に向け「出るからには優勝を目指して頑張る」と意気込んだ。(埼玉県狭山市/松島流星)

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