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「こないだまでハタチだったのに」日本一曲げない男・稲森佑貴も30歳

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 事前(2日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71)

大会連覇を狙う稲森佑貴が2日に30歳のバースデーを迎えた。「早いですね。こないだまでハタチだったのに…。この業界に入ったのが20歳だったので、10年は早いなと。30歳の実感はないですが、連覇に向けて頑張りたい」と話した。

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今季は18試合に出場し、7月のメジャー「日本プロ」では2位に入った。しかし、直近5試合は予選落ち2回と優勝争いに絡めていない。

「ティショットに関しては悪い感じはしない」とフェアウェイキープ率は今季も2位以下を圧倒する79.589%を誇るが、パーオン率は70.238%(全体23位)にとどまっている。アイアンの縦距離を含む2打目以降の精度が今週の鍵となりそうだ。

「ショットが全体的にかみあってこなかった。ゴルフの怖いところで、突然感覚が消える。体の疲れもあってズレてくるんすかね。自分の中では同じことをやっていても、だんだんズレてくる。考えもしない球筋が出ちゃったりしたら、取り返しが難しい」

前年大会もバースデーウィークだったが、最終日は通算17アンダーで並んだソン・ヨンハン(韓国)とのプレーオフを制してツアー5勝目をあげた。逆転での米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」出場権につなげた。

「昨年は優勝のおかげでZOZOにも出られた。(今年は)もう優勝しかない。優勝でも届くのかな…」。次週のメジャー「日本オープン」(埼玉・東京GC)終了時点の賞金ランキング上位8人が資格を得る「ZOZO」(10月24日開幕 千葉/アコーディア・ゴルフ習志野CC)。稲森は現在20位(約2869万円)で、8位(約5253万円)の幡地隆寛とは約2384万円差。今週の優勝賞金2000万円を獲得しても追いつけず、主催者推薦のチャンスをうかがうしかない。

「フェアウェイもめちゃくちゃ狭いわけじゃないし、グリーンは仕上がっている。みんなにチャンスがある。ロケットスタート切れるように頑張りたい」とツアー6勝目に向けて30歳の誓いを立てた。(兵庫県三木市/玉木充)

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