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ミスショットの“ナゾ”は解けぬまま… 清水大成は初Vならず「あんまり成長してない」

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(22日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72)◇雨(観衆2242人)

前半7番(パー5)の3打目に清水大成は目を疑った。ピンまで88ydのウェッジショットがキャリーで20yd近くオーバー。そのままグリーンを越えて奥のバンカーに飛び込んだ。「あれは、いまだによく分からなくて…。クラブ(選択)も間違えてないですし、何が起きたのか…」

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砲台グリーンに向かって打ち上げる寄せは下りのラインに乗って4m近くオーバー。何とか得意のパッティングでパーを拾っても、気持ちは晴れない。

「やっぱりモヤモヤしてました」という8番のティショットを右にミスし、2打目は出すだけ。3打目は直前のホールと同じ80ydほどの距離が残り、イヤな記憶がよぎって突っ込み切れずにボギーを喫した。「あれ(7番)でしっかりバーディが獲れていたら、もうちょっと1日が違ったのかな」と唇をかむ。

9番で同組の平田憲聖に並ばれると、サンデーバックナインで突き放されて3打差の2位。念願の初優勝は再びおあずけとなった。

やはり単独首位で最終日を迎えた5月「関西オープン」はスコアを落として3位。今回は伸ばしきれなかった「70」。次につながる糧を探そうとして、首を横に振る。

「関西オープンもそうですけど、同じような最終日をやってしまったなって。ショットのミスの仕方だったり、なんか、あんまり成長していなかったなって感じもありますね」と自らに厳しく言った。

それでも、昨季1試合だけだったトップ5フィニッシュは今季4度を数える。悔しさにまみれながら、もっともっと強くなる。(神戸市北区/亀山泰宏)

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