もうすぐ33歳「気が引き締まる」 石川遼の誕生日への意識変化
2024年 ANAオープンゴルフトーナメント
期間:09/12〜09/15 場所:札幌GC 輪厚C(北海道)
達成者はジャンボら3人 平田憲聖は30年ぶり3週連続Vなるか
◇国内男子◇ANAオープン 事前情報(11日)◇札幌GC 輪厚C(北海道)◇7066yd(パー72)
荒天で36ホールに短縮された2週前「フジサンケイクラシック」を制した平田憲聖は、日韓亜ツアーの共催大会「シンハンドンヘオープン」ですぐさま連勝した。シーズン3勝目で賞金ランキングのトップに初めて浮上。韓国でつかんだのは「しっかり4日間やって優勝した。フジサンケイのリベンジのような気持ちもありました」という別の手ごたえもあった。
<< 下に続く >>
1973年の国内男子ツアー制の施行後、3週連続優勝を果たしたのはこれまで3人、のべ4例だけ。日本勢では1988年、94年に記録した尾崎将司ただ一人だ。欠場大会やオープンウィークを挟んで3連勝したケースを加えても、他に青木功(82年)と片山晋呉(2000―01年)のみ。
23歳での達成となれば、それぞれで最年少記録になる。またしても大きな期待を背負う一週間。「何も考えていないですけど、それを目標にして勝てたらまたスゴイ。達成できたらもちろん良いが、まずはやることを4日間、変わらずやれたらなと思います」と金字塔は胸にしまい込んでプレーする。
ツアー通算5勝のうち2勝を北海道でマークした(23年日本プロ、24年セガサミーカップ)。今週も開幕前日のプロアマ戦で最終調整を終え、「ラフに入るとかなり難しい。ラッキー、アンラッキーもありそうですれど、フェアウェイから打たないとセカンドでバーディチャンスは作れない」と感じている。グリーンも例年より硬く仕上がった様子だ。
国際大会での優勝で3つのツアーの来季出場権も確保。「アジアンツアーは今年のオフに行こうと思っていた。それ(予選会)に行かずに済んだのはラッキー。挑戦できる幅は今後、広がっていく」と明るい未来に目をやった。(北海道北広島市/桂川洋一)
■日本男子ツアーにおける3連勝の記録(1973年のツアー制施行後)
1974年 グラハム・マーシュ★
1982年 謝敏男★
1986年 青木功
1988年 尾崎将司★
1989年 尾崎将司
1990年 尾崎将司
1994年 尾崎将司★
1996年 尾崎将司
2000―01年 片山晋呉※
【注】★は3週連続、※は日程の空き週を含む3試合連続、無印は出場試合における3連勝