「スイングのタメは正確性UPのため」米澤蓮/U-25世代スイングセルフ解説
2024年 Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント
期間:08/22〜08/25 場所:芥屋GC(福岡)
賞金ランク3位につける米澤蓮 「開かれている」海外への道
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 事前(21日)◇芥屋GC(福岡)◇7274yd(パー72)
2週前の「横浜ミナト チャンピオンシップ」で今季2勝目を挙げた米澤蓮は、2試合連続での優勝がかかる。
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オープンウィークの前週は故郷の岩手県で1日競技の地方オープンに出場し、同県で初めてのツアー優勝者として大会の盛り上げ役を担った。同組には元メジャーリーガーの松坂大輔氏と回れる機会を得て、「ゴルフを結構やられているのは聞いていたけど、やっぱりパワーがすごかった」と有意義な時間を過ごした。
ツアーは後半戦に折り返し、今季は残り12試合。賞金ランキングは3位につけ、1位の桂川有人とは約965万円差に迫っているだけに、海外志向の強い25歳は闘志を燃やす。昨季実績に沿えば、同ランクトップ3に来季欧州ツアーへの切符が付与されるほか、11月13日時点の同ランク1位は来季米ツアー出場権を争うQスクールにファイナルステージから加われる。
トップの背中が見える位置で後半戦に臨めることについて、「色んな意味で有利に戦えると思うのでしっかりそこは自信をもって。終盤戦に向けてセルフコントロールをしながら戦っていければ」と意気込む。「2勝できて自分のチャンスは以前よりも広がっているなと思うし、DPツアー(欧州ツアー)の道も開かれていると思う。やることは変わらず自分の強みを生かしながらもっと良いパフォーマンスができるのでは」と話した。
今週の主な攻略ポイントには「高麗グリーン」挙げる。岩手にある練習拠点を含め、プレー機会の少ない高麗芝のグリーンが不慣れなことは自覚している。「ただ、アジアのコースやオーストラリアに行った際に経験はしている。まずはスコアよりも自分の納得度みたいなものが高ければ来週、その先とつながってくるはず」。ジュニア当時から重ねてきた海外の豊富な経験を、今週に生かしたい。(福岡県糸島市/石井操)