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「ロス五輪は選手として」 金谷拓実に新たなモチベーション

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 最終日(11日)◇横浜CC(神奈川)◇7207yd(パー71)

前週の「パリ五輪」で、東北福祉大の先輩・松山英樹の銅メダル獲得はもちろん見ていた。金に届かなかった悔しさも伝わってきたが、日本人男子として初めてメダルを獲った姿は金谷拓実の胸を打った。「リオ五輪から、ゴルフの価値はすごく上がっていると思う。次のロスは選手として出たいなと思います」と五輪出場がモチベーションのひとつになった。

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上に行きたい思いが強いからこそ、うまくいかない時のいら立ちも大きくなる。「72」と伸ばせなかった3日目は、気持ちの切り替えに苦戦したことがスコアに響いた。

「ミスして、うまく切り替えればいいのに引きずってしまって。キャディさんにも怒られた」と、キャディのライオネル・マティチャック氏からは少し厳しめの喝(かつ)が入った。

28位から出た最終日は、前日の遅れを取り戻すようなバーディラッシュ。「出だしから良いパットが入って、流れに乗ることができた」と10番で3mを決めてバーディ発進。2度の3連続を含む8バーディを奪って、ボギーなしの「63」とし、通算14アンダー7位で大会を終えた。

2018年に本コースで行われた「日本オープン」では、24位でローアマを獲得している。「スコア以外の部分で、きょうはすごく収穫があった。次は暑い芥屋ですけど、しっかり自分をコントロールしたい」と次戦の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」(8月22日~25日/福岡・芥屋GC)に向かう。

今季のトップ10は、開幕戦「東建ホームメイトカップ」優勝を含む5度目。約5045万円を獲得してきた賞金ランキングは大会を制した米澤蓮に抜かれて3位から4位になり、1位の桂川有人との差は約1365万円となっている。賞金王になれば、来季の欧州ツアー出場権が付与される。「どの試合も、しっかり優勝を目指してやっていきたい」と、目の前の一試合が4年後の五輪の舞台にもつながることを自覚している。(横浜市保土ケ谷区/谷口愛純)

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2024年 横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~



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