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短パン解禁でも長ズボンの切実なワケ プロ11年目の小浦和也が初の首位発進

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 初日(8日)◇横浜CC(神奈川)◇7207yd(パー71)

同じ上位発進でも、1年前との違いは明確だ。「ショットの内容が全然違う。去年はパターだけが入ってという感じだったけど、今年はどちらかと言うとショットが良い」。31歳の小浦和也が昨年3位発進を決めた大会で今年も好スタートを決めた。レギュラーツアーでの単独首位発進は、プロ11年目にして初めてだ。

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昨年は2日目以降に崩れ、最終的には38位まで順位を落とした。「そういう意味では、明日からが楽しみ」と言えるほど、今年はショットの出来に自信が持てている。言葉通りこの日のフェアウェイキープ率は80.0%(12/15)をマーク。ショットで流れを作り、開始10番を皮切りに8バーディを量産した。「63」は自身のベストストロークを3打更新する猛攻撃だった。

今週はツアー史上初の試みとして、プレー中のショートパンツ(短パン)の着用が認められている。多くの選手は暑さから解放されたように短パン姿だったが、小浦が履いているのは長ズボン。なぜかと問われると、「短パンはバカンス感が出ちゃう(笑)」と理由を説明。「(短パンを履いていると)僕の中では気持ち的にビシッと決まらないイメージがあって。エンジョイゴルフにならないようにも」と“試合着”として長ズボンを貫く。

のっぴきならない理由もある。大学在学時に、血が止まらなくなる難病「突発性血小板減少性紫斑病」を発症した。副作用を避けるべく現在薬は飲んでいないが、3カ月に1度の検査通院を続けている。今週も大会1週間前に病院に行き、「治療はいらないくらい」と数値を確認してきた。

虫も多い夏のゴルフ場で、不必要な肌の露出は避けたい思いもある。「マダニにかまれるとちょっとマズい。血小板が減少した人がマダニにかまれるとどうなるかっていう研究がまだ…。お医者さんもはっきり言えないみたいだったので、これは気をつけなきゃね」と注意は怠れない。

初の首位発進でも気負いはない。「優勝はもちろん目指してますけど、最終日にそこを狙える位置にいられればいいかな。まだ初日なので明日も冷静に、今日と同じように」。明日も長ズボンを履いて炎天下を戦う。(横浜市保土ケ谷区/合田拓斗)

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2024年 横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~



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