終盤16番の池ポチャで2週連続予選落ちの危機に見舞われた

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目（12日）◇ザ・ノースカントリーGC（北海道）◇7178yd（パー72）◇曇り（観衆1347人）

石川遼が昨年6月「日本ツアー選手権」「ASO飯塚チャレンジド」以来、1年1カ月ぶりの2週連続予選落ちを免れた。

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イーブンパー88位スタートから通算4アンダーまで伸ばして迎えた終盤16番。グリーンが池に囲まれた196ydのパー3で、5Iのショットが右サイドの池に消えた。ダブルボギーで当時の暫定カットライン上の2アンダーに後退したが、最終18番（パー5）で右アゲンストの中、残り265ydから3Wでピン左奥20mに2オンさせ、2パットのバーディを奪い、3アンダーでフィニッシュ。“安全圏内”に滑り込み、34位で週末に進んだ。

「ゴルフ全体は良かったと思います。ただ、16番は距離もあるし難度が高いけど、あのミスが出るようではショットもまだまだです。さすがにカットラインを意識しました」と池ポチャを振り返った。

優勝→予選落ちに「もう一度、ゼロから」

3週前「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」でツアー通算19勝目を挙げながら、前週「日本プロ」で予選落ち。「一度リセットというか、もう一度ゼロからという意味で、シーズン通しての流れを作り直すつもりでした。ただ、思ったより日本プロ（の予選落ち）を引きずってしまっていたようで、今日は大事な一日と思っていた」という。

過去2勝した大会でなんとか決勝ラウンドへ。「最後の18番でバーディが取れてなかったら、かなりハラハラしたと思う。残り2日は、もっといいゴルフができるようにしたいです」と話した。（北海道千歳市／加藤裕一）