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「80%ないと女子に勝てない」 日本一曲げない男・稲森佑貴が今季初の首位発進

2024/07/11 18:51

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 初日(11日)◇ザ・ノースカントリーGC(北海道)◇7178yd(パー72)◇晴れ

「ところで、きょうはどうでした?」。パー3を除く14ホールのティショットで何回、フェアウェイをキープしたかを問われて、稲森佑貴が「全部です!」と、鼻息荒く即答した。「誰だと思ってんすか!」と軽口が止まらない。

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現在のフェアウェイキープ率「79.316%」は後続に20pt以上の差をつけて1位を独走。早くも9シーズン連続1位が確実視される“日本一曲げない男”が8バーディ、1ボギー「65」をマークし、今季初の1位発進を決めた。

シーズン序盤は、開幕から6試合で予選落ち3回と精彩を欠いた。ところが10戦目の前週、国内メジャー「日本プロ」は決勝ラウンドを2日連続ボギーなしの「64」「67」とし、優勝した杉浦悠太に1打差の2位フィニッシュ。「初日の後半あたりで『これかな?』という“ひらめき”があって」という。

具体的には「絶対言わない。言えば、あしたからすぐダメになるから」と頑なに口を閉ざそうとしたが…無理だった。うれしさで“秘密”がこぼれ出る。「ゴルフを難しくやっていた。だから、簡単にやろうって」。きれいなスイング、ゴルフへの欲を捨てた。「見栄えを気にせず、汚くてもいい」。すると一気に道が開けた。

悩みはパット、アイアンショットで占める部分が多かったようだ。初日、2日目で替えることもあったパターを従来のエースに統一。グリーンには乗っても、チャンスにつかないアイアンショットの調子が上向いた。この日の17番は150ydの第2打を「アゲンストで、8番アイアンをソフトに」とイメージ通りに80cmへ。沈めたチャンスは長くても6mと思うようにスコアを伸ばした。

では、ドライバーはどうなのか? 不調の中でもフェアウェイキープ率は78%前後だった。稲森が近年掲げる数字は男子で前人未到の「80%」。昨年は79.269%で女子1位の山下美夢有の79.084%を抑えた。「稲森さんなら、80%目指さないと」とメディアに振られると「80%行かないと、女子に勝てないじゃないですか!」とニヤリ。現在の女子1位は酒井美紀の83.0612%。“日本一曲げない男”から“日本一曲げない人”へ。進化を続ける29歳が優勝争いに帰ってきた。(北海道千歳市/加藤裕一)

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