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「うまくいったことを見つける方が難しい」 石川遼は今季初Vから予選落ち危機

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会 初日(4日)◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7164yd(パー71)◇晴れ(観衆2711人)

1つスコアを落として迎えた後半16番、3UTでのティショットは右サイドのOBラインをわずかに越えていた。伸ばしあぐねた展開の終盤で痛恨のトリプルボギー。「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」から2戦連続優勝がかかる石川遼は「75」で4オーバー123位と大きく出遅れた。

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多くのギャラリーを引き連れた、ティオフから慌ただしかった。1番の第1打がいきなり右隣の4番(パー3)へ。2打目は同ホールを使い、3打目で“カムバック”してボギーで滑り出した。ショートパットを決めきれないシーンも数多くあり、「うまくいったことを見つける方が難しい。ドライバーを打てば『フォアー!』と言っていたし…」と、ため息をついた。

スタート前の練習場では2週前までの調子を維持している実感もあった。「やっぱりロケーションに対して、自分のライン、弾道の特性を信じ切れていなかったショットはすごく多かった」。トリプルボギーをたたいた16番、暫定球は右ラフへ。「自分としては結構良いショットだったのが右だということは、もっとラインを左に取らなくてはいけなかった。アドレスの取り方、スイングのミスもあった。立て直す力がなかった」と猛省した。

ドッグレッグ、アップダウンもたっぷりのトリッキーなホールも多いコース。上位のバーディ合戦に後れを取り、60位タイまでのカットラインを見上げて2日目に入る。「練習場とコースでスイングがちょっと違うことも自分で感じている。感覚をすり合わせないといけない。自分のペースを崩さないようにロングゲームをすることがこのコースでは大事。もう一回整理して、あした生かしてやりたい」と話し、サイン待ちの列に向かった。(岐阜県可児市/桂川洋一)

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