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「早く次の海外メジャーに行きたい」 石川遼が手にした19勝目の価値

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(23日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)◇雨(観衆1511人)

最終日に2打差2位の最終組から出た石川遼が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算21アンダーで逆転優勝をした。通算19勝。あらゆるコースを攻略して積み重ねてきただけにそれぞれの思いはあるが、今回の1 勝は「背中を押してくれる」価値があると語った。

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2週前の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」を2位で終え、弾みをつけて臨んだ「全米オープン」で予選落ち。世界トップが集まる舞台で結果を残せず「感じたものは非常に大きい」という。200ydの精度など足りないものが浮き彫りになった。しかし、そんな課題が即解決したわけではない。

前半は同じ最終組の河野祐輝を追いかけ、5番でバーディを奪って首位に並び、7番のバーディで単独首位に抜け出した。「その時にしか感じられないプレッシャーや雰囲気を感じて。すごく自分が試されていた感じはあった」。そこからが勝負だった。

10番で2m弱のチャンスを外し、単独首位で迎えた11番(パー5)でティショットを右ブッシュに打ち込んで、ボールをロストと「流れは最悪」―。それでも暫定球のショットに手応えを感じた。「大事なのはここから」と230ydの4打目を残り15ydまで運び、アプローチを20cmに寄せて、ボギーでしのいだ。培った技術を盛り込み、被害を最低限にとどめた。悪い流れを引きずらなかった。

今週は特に「日ごろからやっていることを発揮して、優勝できる確率を0.1%でも上げていく」こと意識していた。だからこそ、「そこ(ボギー)から逆に集中力も高まって12番、13番と淡々とプレーできた」。緊張が増す終盤の16番(パー5)でイメージ通りにスコアを伸ばすなど、上がり6ホールで4バーディを奪って勝利を引き寄せた。

32歳で臨んだ8度目の全米オープンを終え、モチベーションは上がる。「早く次の海外メジャーに行きたくてしょうがない。明日いきなり『どうぞ』と言われてももう少し準備をさせてくれとなるけど、その日がいつきてもいいぐらいに燃えてきています」という。

やりたいことを結果につなげた。「残り36ホールでトップに立って優勝できたことは自信にもなる。(ボギーの)18番をパーで優勝を決めていたらもう一つ自信になったけど、16番で絶対ボギーにしないマネジメントからバーディをとった。最後がボギーでも優勝できる状況を作れたのは良かった」。過去の18勝と異なる1勝を喜んだ。(栃木県那須塩原市/石井操)

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