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日本ツアーとLIVの両立 香妻陣一朗が目指すシード“両獲り”の条件は

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前(21日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇

前週「全米プロゴルフ選手権」の優勝争いを見ながら、「ブライソン(・デシャンボー)、勝て!」と気持ちは“同僚びいき”になる。「PGAツアーの選手とLIVの選手がぶつかるのも、また面白い。もちろん僕は、LIVの選手を応援していたんですけど」と香妻陣一朗は笑った。

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日本人初のLIVプレーヤーになって数カ月。「すごい選手ばかりだけど、それが普通になってきた。その中にいると、おのずと自分のゴルフもよくなってくる」。ルーキーシーズンを戦いながら、世界トップクラスの選手のなかで居場所を築いてきた。リーグのあいだでは「ジーニー」のニックネームが定着し、チームメートのダニー・リー(ニュージーランド)や年下のマシュー・ウルフとは特に仲が良い。

5月初旬から1カ月間のオープンウィークは一時帰国し、前週「関西オープン」から国内ツアー2試合に参戦する。今年からクラブ契約はフリーになり、ウェアもLIVで所属するチーム「アイアンヘッズ」のユニフォームに一新。「イメージが変わったと言われます」と、ガラッと変わった雰囲気は周囲にとっても新鮮なようだ。

LIVにスポット参戦していた2年前、周囲からの反応は肯定的なものばかりではなかった。「でも、最近は(否定的な反応が)ほとんどないですね。あの時はまだ選手も揃っていなかったけど、世界的にも認められつつあるんじゃないかな」と少しずつ変化を感じている。

ただ、世界のゴルフ界における立場は、現在も主要ツアーと横並びではない。世界ランキングではポイント付与の対象外。日本ツアーでも、シード獲得条件として課される「出場義務試合数」が欧米ツアー、米下部ツアーに属する選手は免除対象になるが、LIVは含まれていない。

2022年「東建ホームメイトカップ」優勝で得た2年シードは今年で終わる。「出られる試合に出て、頑張って日本のシードも目指したい」。義務として定められたシーズン半数の12試合をこなすため、LIVのスケジュールとにらめっこする日が続く。

今週を終えて、6月7日開幕の「ヒューストン」からLIVゴルフに戻る。来季のフィールド入りに向けて、現在38位につけるポイントンランクでトップ24入りを目指す。

米国で2試合に出たあとは、7月12日からスペイン、「全英オープン」の週をまたいでイングランドのスケジュール。「全英に出て、ヨーロッパで3試合出られたらいい」と、今大会の上位3人に与えられる全英切符が欲しい。「LIVに来てすごく変わった。レベルも、環境も」。人生が変わった自覚は確かにある。初めての全英で、まずは今の力を試したい。(岡山県笠岡市/谷口愛純)

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2024年 ~全英への道~ミズノオープン



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