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今週は「とにかくバーディ!」が正解? もしも今季3試合がポイント制だったら

◇国内男子◇For The Players By The Players 事前(8日)◇THE CLUB golf village(群馬)◇7172yd(パー72)

今週はシーズン唯一の試合形式「ステーブルフォード方式」で行われる。ホールごとのスコアをポイント化し、合計ポイントで競うフォーマット。国内男子ツアーでは過去「アコムインターナショナル」(1990~98年大会)で採用され、米男子ツアーでは現在「バラクーダ選手権」が採用している。

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ポイント配分は「パー0pt」で、「バーディ2pt」、「イーグル5pt」、「アルバトロス8pt」に対し「ボギー-1pt」、「ダブルボギー以上-3pt」。ストローク方式なら1バーディ、1ボギーのパープレーなら「0pt」だが、ポイント方式なら「1pt」となる。

つまり『ボギーのリスクを冒してもバーディ狙い』というアグレッシブなマネジメントが基本的には有利になる。しかし、それは理屈であって実際はどうなのか?今季過去3試合の優勝者をストローク、ポイント両方式で出して、検証してみた。

<東建ホームメイトカップ>
ストローク制=優勝:金谷拓実(通算23アンダー)
ポイント制=優勝:金谷拓実(49pt、バーディ以上が26個=1位)

<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!>
ストローク制=優勝:桂川有人(通算17アンダー)バーディ数21(3位T)
ポイント制=優勝:桂川有人(38pt、バーディ以上が21個=3位タイ)

<中日クラウンズ>
ストローク制=優勝:米澤蓮(通算13アンダー)
ポイント制=優勝:米澤蓮(31pt、バーディ以上が18個で3位タイ)

結果は3試合とも優勝者は同じ。3人ともバーディ以上の数はトップ3に入る。しかし「ISPS HANDA―」で30位タイだった幡地隆寛はポイント制ならバーディ以上が22個の1位。ボギー以下が15個あり、通算30ptになるが、それでもトップ10には入っていた。

どれだけ攻めていけるか―。今週の出場選手で今季のバーディ以上の数が最も多いのは杉浦悠太で52個。3試合とも予選通過し、12R消化してボギー数は「19」と少ない。「どういう感じになるのかわからないけど、楽しみ。パー5は全部(2打で)届くし、グリーンも大きくて乗せたらチャンスのあるコース。ショットの調子も良いので、いつも以上にピンを狙っていきたい」。ポイント制大会は学生時代を通じて初めてだが、昨季「ダンロップフェニックス」でアマチュア優勝を果たした逸材ら“攻めの巧者”たちが、優位にゲームを進めることになりそうだ。(群馬県安中市/谷口愛純)

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