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15歳・香川友のプロ転向会見に18社34人のメディアが集結 史上最年少のツアーメンバー

15歳の香川友が19日(火)、拠点とする千葉県のゴルフ練習場(関宿ゴルフセンター)で記者会見し、プロ宣言を行った。

前週13日(水)に野田市立第一中学校(千葉)を卒業したばかりで、日本ゴルフツアー機構(JGTO)によると15歳7カ月でのツアーメンバー登録は「最年少」。会見には総勢18社34人のメディアが集まった。

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すでに10社のスポンサーと契約する香川は、練習場を経営する父・正宏さんの影響で1歳から競技をスタート。2022年から23年までにレギュラーツアー3試合に出場(予選落ち)した。

昨年、4ステージある予選会(QT)でファーストから挑戦し、セカンドステージも突破した。ファイナルステージには進出できなかったものの「セカンドの会場でプロになれると聞いて(編注:義務教育期間終了後にQTランク付与を適用)、なれるならプロになった方がいいかなって。難しい環境でやりたくて。早ければ早いほどよかった」とこのタイミングでの転向を決断した。

また、中学卒業と同時にツアー94勝の男子プロゴルファー尾崎将司の門下生となった。師匠“ジャンボ”には卒業式の次の日にプロ転向を報告した。

「(尾崎から)『卒業できたのか。頑張れよ』って言ってもらえて。プロ転向は通り道で目指してきたところじゃないけど、まずはプロになれて良かった。アマチュアの時と不安も、過ごし方も変わらない」。ゴルフが“職業”になっても生活は今までどおりに過ごすつもりだ。

出場資格はQTランク267位となり、ツアーへの自力での出場は厳しい状況ではある。当面は通信制の東京・代々木高校に入学するため勉強とトレーニング、練習の両立をしながら出場の機会を狙う。

「試合に出て、上位を狙っていければ。楽しみです」。身長は175センチで体重は105キロ。米ツアー45勝のレフティ、フィル・ミケルソンに憧れており、平均飛距離300yd超えのドライバーショットとウェッジショットが武器だ。

「ウェッジが好きで、フィルの色んな技を見て研究しています」。大きな目標は「マスターズ優勝」と「世界ランキング一位」を掲げる。

趣味として野球、釣り、スケボー、サーフィンの経験を持つが、どれもゴルフに生かすためだ。「野球は全身を使うし、スケボーとサーフィンは体の芯がずれると落ちちゃう。釣りは手の感覚が良くなるかなと」。全てはゴルフの結果につなげるためだ。

憧れの人はメジャーリーガー・大谷翔平選手とあって、「笑顔と真剣さが絶えない選手になりたい。(大谷選手の)野球に対して真面目なところを見習って。思いやりを持てるように」と目を輝かせた。(編集部・石井操)

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