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“マイナス40yd”ショットも 石川遼は薄氷の予選通過

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(17日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)◇晴れ時々曇り(観衆3575人)

後半7番(パー5)で石川遼は思わぬショットを強いられた。第1打を左に大きく曲げ、足元の茂みでグリーンまでのルートを遮られたセカンドは40ydほど後方へ。フェアウェイからの3打目で握ったクラブは3W。右からの風にもあおられて左手前のバンカーに入れた後、40yd先のピンに寄せてパーを拾った。

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必死のボギー回避に「7番のパーは大きかった。“ワンチャン”3オーバーでも通るかもしれないと思っていたら、2(オーバー)でも通らない」と安どする。初日3オーバー73位の出遅れから3バーディ、1ボギーの「69」で、カットライン上の通算1オーバーで予選を通過。「きのうかなり悪いゲームをして引きずっていた部分もあった。正直、きょうも最初から良い流れではなかった」と苦労した一日を振り返った。

この日のパーオン率77.78%(14/18)は全体8位ながら、ショットの内容は大いに不満が残った。「アイアンが全然(ダメ)。距離感も合わず、チャンスにもつけられなくて。フェアウェイからよりもラフからの方が良かった感じだった」と、全体15位だった64.29%(9/14)の比較的高いフェアウェイキープ率を生かせなかった。

「きょう唯一と言っていいくらいのショット」という一打を週末に生かしたい。後半5番、右サイドから残り140ydの第2打。上空の木の枝を9Iでのスライスボールで避け、ピン手前4mにつけてバーディにつなげた。「グリーンもだいぶ読めていて、パットも打てている。あしたもある程度、風が吹く感じになる。アイアンゲームをアジャストできれば」と残り2日間の猛チャージを自ら期待した。(宮崎市/桂川洋一)

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