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「80打つかも…」からイーグル締め“66” 片岡尚之が狙う道産子初の日本OP制覇

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(14日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)◇曇り(観衆5277人)

片岡尚之が最終18番(パー5)でミスしたセカンドは、「あと2yd左なら池だったと思う」ほどギリギリだった。左サイドの土手を転がり落ちることなく花道に残ったボールのアングルは“最高”。狙い通り58度のウェッジで流し込むチップインイーグルに何度もこぶしを握り、「最後にご褒美きました」と笑った。

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派手に締めくくった「66」は、スタート前の練習場では想像もできない数字だった。ショットがバラバラで、打っていて気が滅入るレベル。「『80』くらい打つかな…」。そんな朝は珍しくなかったりもする。2週前の「バンテリン東海クラシック」からは、球の高さを上げるなど来季を見据えてスイングに改良を加えているとあれば、なおさらだ。「1週間に2、3回はあります。“行ける!”っていう日の方がないですから」

慣れっこだから、対応も早かった。「きょうは試合用のスイングをしました」。あまり“ため”を作らないイメージで、力感は7~8割とスピードを落として安定させる応急処置。「せざるを得ない感じだったけど、うまくハマってくれた」とうなずくように、タフなセッティングで最も重視するフェアウェイキープ率を71.42%(10/14)と高水準にまとめた。

北海道・江別市出身。1973年のツアー制以降、北海道から日本オープン覇者はいない。「それはいいっすね。一番、獲りたいですね」。88回目を迎える日本一決定戦の歴史を聞いてニヤリと笑いながら、組み立てるプランは堅実そのものだ。「きょうはホントに目の前の一打をどうしようかと考えて、上がってみたら4アンダー。あしたも変わらずフェアウェイキープして。グリーンに乗せて、チャンスをしっかり獲って、(あとは)耐える。これだけですね」。我慢比べの先に一番乗りが待っていると信じて戦う。(大阪府茨木市/亀山泰宏)

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