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首位浮上の丸山茂樹、プレーも口調も滑らか

「ゴルフ日本シリーズJTカップ」2日目を終え、単独首位に立ったのは8年ぶりの出場となる丸山茂樹。過去7回出場し、優勝1回、最低順位は7位と、会場である東京よみうりCCに「ここには良いイメージしかない。出ればトップ10は外さない」と絶対の自信を口にする。

加えて、「この3、4年、ダウンスイングでなぜか体が硬直していた」というドライバーイップスも今シーズンの中盤から解消し始め、本来の実力が蘇りつつある。イップスの引き金を、ドライバーヘッドの大型化と振り返る丸山。現在の主流は、規定の最大体積となる460cc。丸山もその流れに乗ったものの、「その近代兵器に対応できず、わけの分からないヘッドの動きをしてしまう。もともと200ccしかないドライバーで打っていた我々昭和のゴルファーにはしょうがない」と、スイングを乱す結果に終わってしまった。

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今年の9月ごろから350ccの旧モデルに戻して以降、徐々にドライバーが復調。パンチショット気味に打つようにしたスイングもフィットし、「全体的なバランスが良くなったし、硬直が消えた」と優勝争いに絡む回数も増えた。距離を犠牲にする覚悟だったが、「不思議なことに飛ぶようになった」と全てが好転。「ある程度のショット、パットができれば優勝争いができるという自信がついてきた。自分の中では、すごく大きいこと」と、話す口調も滑らかだ。

「ここは攻めとガマンの両方が必要だし、非常に頭を使う。僕はゴルフIQは高いですから、そのへんは上手いと思う」。もはやショットへの不安はない。残り2日間、マルちゃんスマイルは暫らく止まりそうもない。

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2009年 ゴルフ日本シリーズJTカップ



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