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海外挑戦を視野 大槻智春が今季初Vで「ZOZO」出場に前進

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(24日)◇小野東洋GC(兵庫)◇7113yd(パー72)◇晴れ(観衆2098人)

2打差3位から出た大槻智春が6バーディ、ボギーなしの「66」で通算20アンダーに伸ばし、逆転でツアー通算3勝目を遂げた。今季は出場17試合で3度のトップ10入りながら、優勝を争う位置で最終日を迎えられたのは「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」(3位)のみ。「今季は調子が良くなくて。きょう一日うまくプレーできたらベストだなという気持ちでスタートを迎えました」と、自らにかける期待は小さかったという。

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気負いすぎずに臨めたことも、好スタートにつながったのかもしれない。前半2番(パー5)で手前5mから沈めてバーディを先行すると、3番(パー3)で5Iのティショットをピン右手前3mほどにつけて2連続。戦況が気になりながらも、順位を確認できるスコアボードがコース内に少なく、優勝を意識することはなかった。1打リードの首位にいる状況を把握したのはハーフターンをしたとき。「ホール数もまだあったので、しびれることなく普通にプレーしていこう」と冷静を保って後半へ向かった。

追い風が吹く10番では1Wショットをグリーン手前の花道まで飛ばし、ピンそば2.5mに寄せて3つ目。11番(パー5)もバーディにして単独首位を守り続ける。2打差をつけて入った最終ホールもバーディで締めくくり、リードを3打に広げてホールアウト。「2パットで大丈夫そうだなって。それが入った要因なのかも」と4mのウィニングパットを振り返った。

昨年大会では首位で最終日を迎えながら、「73」とスコアを落として10位で終戦。1年前の悔しさを晴らす勝利にもなり、「うれしい。久しぶりにすごくいいゴルフができたので自信になりました」と自賛した。

優勝賞金2000万円を獲得し、賞金ランキングは9位(4076万1809円)に浮上した。意欲を示すのは、10月19日に開幕する日米ツアー共催「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉/アコーディア・ゴルフ習志野CC)だ。大会前週の「日本オープン」(大阪/茨木カンツリー倶楽部西コース)終了時点の上位8人に出場権が付与されるが、すでに2位の金谷拓実が「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」優勝により資格を保持しているため、9位がボーダーラインとなる。

「もちろん出たい試合。まずは最終戦のJTカップの出場が決まったので、後半戦は日本の試合かアジアの試合に出るか考えているけど、日本タイトルを取りたい気持ちもある。メジャーを取れば海外挑戦への自信になる」。ことしで33歳。今後の行く末を左右するかもしれない大事な終盤戦へ、弾みをつけた。(兵庫県小野市/石井操)

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