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ディボットからバーディでガッツポーズ 石川遼はパット納得の7位発進

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(31日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)◇晴れ(観衆894人)

この日初めてボギーをたたいた直後の17番、石川遼のティショットはフェアウェイの真ん中を捉えながらディボットにはまっていた。「4、5ydは飛距離をロスするかな、という感じ。乗せて、あとはミドルパット勝負」と腹をくくった。

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まずはアイアンをしっかりコンタクトさせることに集中。やや左に飛んだが、しっかりとグリーンを捉えた。8mほどの下りスライス。直前に同組の片岡尚之がグリーン左から打ったアプローチが「そんなに速く転がっていなかった。上って下るライン。下りを意識するとショートすると思った」。読みも冴えてバーディパットを流し込み、初日からグッとこぶしを握った。

立ち上がりはグリーンの硬さから速いと想定して打ったパットがショートしたが、徐々にアジャスト。折り返しの10番では9mほどを沈めるバーディ。右ラフからタフなセカンドが何とかグリーンの右手前にかじりついた12番では、20m近い距離を残してもパーパットがタップインできるほど距離感が抜群だった。「10mの中の1mでもタッチがずれれば、ライン(そのものが)変わってきてしまう。すごく長いパットも合わせていけたというところで、悪くないスタート」とうなずく。

過去2勝と相性のいい富士桜CCで、2アンダー「68」は2打差7位につける上々の滑り出しとなった。それでも、ロングホールでバーディを獲れなかったことに悔しさがにじむ。2度あった、レイアップの2打目をラフに入れたシーン。いずれもパーにとどめても「2つ、やらかしちゃったので」と反省が口をつく。まだ誰も達成していない当地での3勝目へ、一打一打を突き詰めていく。(山梨県河口湖町/亀山泰宏)

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