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「1ホールでパーオン2回」に「ファール」…永野竜太郎は若々しく4位浮上

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 3日目(26日)◇芥屋GC(福岡)◇7216yd(パー72)◇晴れ(観衆6071人)

登場曲「Don't Stop Believin'」(Journey)を場内に響かせた直後のティショットは、信じられないくらい曲がった。ボールは右サイドの林を越えて、隣の6番ホールのグリーンへ。ピンチかと思いきや、無罰での救済後は「(ピンへの)視界もめちゃくちゃクリア」。2オンさせて「1ホールで“パーオン2回”」と笑いながら2パットパーで切り抜けた。

その後は続く2番を含めて前半アウトで4バーディ。スタート時の10位から上位に迫った。出入りの激しかった後半も、また隣のホールに打ち込んだ場面があった。13番(パー5)、1Wで豪快に「右に“ファール”(野球)」。2打目を隣の14番ホールのフェアウェイに刻み、4オン2パットでボギーにした。

7バーディ、2ボギーの「67」は35歳の中堅選手らしからぬ若々しい内容。2年前に改造された芥屋GCは多くのホールでフェアウェイバンカーが深く設計されたが、20代の伸び盛りの選手たちと同じように1Wで攻めまくる。「ある程度、飛ぶ選手が上にいる。280から290ydで越えるバンカーが多い。自分はキャリーが出せる。フェアウェイからショートアイアンで上から落とすのが自分の強み」。通算13アンダーにスコアを伸ばし、首位に1打差の4位に浮上した。

トップで並ぶ3人は47歳の小林正則、43歳の宮里優作、32歳のソン・ヨンハン(韓国)と長年ツアーを引っ張ってきた選手たち。最終日を前に、若手が強い今季では“珍しい”リーダーボードになった。「高麗グリーンで、経験値が生きてくる部分もあるのかなと。曲がり方や、毎年同じようなピン位置に打っている。その辺が(中堅以上が)強い理由じゃないですか」と齢を重ねた選手なりのアドバンテージも感じている。

「全米オープン」で20位に入り賞金ランキングは現在5位。繰り返してきた初優勝への挑戦の時間が再び訪れる。「優勝は、できるに越したことはないけれど、相手もいること。自分がどれだけ良いパフォーマンスを出せるかが目標。ことしは周りに左右されずに自分のゴルフに集中できている」。やって来たことを信じて、心穏やかに残りホールを戦う。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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