米国から無念の帰国となった矢野東が、早速高知での大会に出場する

今年6月に開催された「全米オープン」で、決勝ラウンドに進出した矢野東が、その権利で得た米国ツアー2010年の出場資格を獲得するため、セカンドクオリファイに挑戦した。そのセカンドを通過し、ファイナルまで進むつもりで、国内ツアーは「The Championship by LEXUS」を今季最終戦にするはずだった。

ところがクオリファイは初戦のセカンドを通過できずに帰国。25日に、今週開催される「カシオワールドオープン」の会場となるKochi黒潮カントリークラブに現れた。この日のプロアマには出場せず、一人黙々と練習をする矢野は、夕闇迫る17時までアプローチの練習を繰り返した。

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その矢野にクオリファイの感想を聞くと「正直、悔しいという思いよりも残念って感じですね。ほんのちょっとのことなんですよ。向こうの選手たちと比べても、特別凄い選手がいるわけでもないですし、シーズン中にも予選落ちしてしまうような時期というかタイミングがあると思うんです。それと同じかな、ゴルフの状態は凄く良いし、悪いゴルフをしたわけではないし」と淡々と振り返る。そして、来年も挑戦したいと思っていると続けた。

矢野は現在国内の賞金ランキングで22位につけているため、順当に進めば次週の最終戦にも出場が可能になる。今の目標は「残り2試合、どちらもトップ10入りを目標にしています。できれば優勝争いに加わりたいですね。上位で戦える状態だと思っていますので、シーズンの締めくくりを良い形で終わらせますよ」と力強く語ってくれた。