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「カップが小さく見える」 長野泰雅が戦う悪夢の“ウィニングパット”

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 2日目(30日)◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7178yd(パー72)◇曇り(観衆1227人)

2m以内に乗せれば絶好のチャンスのはずなのに、長野泰雅はパターを構えると気持ちがザワつく。「ラインは読めていると思うけど、そこから打てない。カップが小さく見える」。ショートパットを打とうとすると、先週のウィニングパットになる“はず”だった一打がチラつくという。

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「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」の最終日、決めれば優勝だった1mのスライスラインがカップを蹴った。谷原秀人とのプレーオフは1ホール目で敗北。「1から2mが一番気持ち悪くて、スライスラインはほぼ入らない。5mくらいあったほうが入れやすい」と、気持ちは引きずっていないつもりでも体から悪いイメージが抜けないでいる。

それでも2日目のフェアウェイキープ率は78.6%(12位)、パーオン率83.3%(13位)とショットは好調。作ったチャンスの数を考えれば「もっと伸ばしたかった」と悔やんだが、ボギーなしの5バーディで通算9アンダーとし、首位と3打差の4位につけた。

グリーン上に残る不安を「ショットがよければ問題ない」と強気に振り払う。今週の開幕前にパターを替えることも考えたが、今回はそのまま本戦へ。「良い時があったということは、自分が悪い」と問題はパターではなく自分にある。

ツアー参戦2年目の今季はここまで2度のトップ10入り。2試合前の「ハナ銀行 インビテーショナル」でも首位と1打差で最終日を迎えるなど、上位争いの経験値も増えた。「強い人たちと回ることになると思うので、気張りすぎないように」と切り替えて週末に向かう。(北海道千歳市/谷口愛純)

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2023年 長嶋茂雄招待 セガサミーカップゴルフトーナメント



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