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「一番年下だから『まだ』とは思わない」 20歳・長野泰雅が緊張の優勝争いへ

◇国内男子◇ハナ銀行 インビテーショナル 3日目(17日)◇千葉夷隅ゴルフクラブ(千葉)◇7625yd(パー73)◇晴れ(観衆515人)

昨年8月の「Sansan KBCオーガスタ」で3日目を首位で迎えたときも、緊張で少し手が震えた。スタートしてから3ホール目で、呼吸が浅くなっていることに気が付き深呼吸。長野泰雅が「69」で回って首位と1打差の通算14アンダー、今度はしっかり優勝争いに食らいついた。

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2021年にプロ転向を果たし、今年がツアー参戦2年目。昨年は推薦で出場したKBCオーガスタで2位発進を決め、2日目を終えて首位に立ったが3日目に「76」と失速し、優勝争いから脱落した。それでも「日本オープン」3位など、昨年は出場10試合で賞金ランク30位。19歳でシード選手の肩書を手に入れた。

ツアールーキーだった昨年は、連戦のペースも探り探りで練習量をセーブ。試合が終われば休みを優先する日も多かったが、中島啓太蝉川泰果金谷拓実と20代の選手が活躍する姿に奮起。「一番年下だから、まだ優勝できないとは思わないようにしました」と20歳を迎えた今年は少しずつ練習量も増やしていった。

初日から連日の「68」をマークして3位で決勝ラウンドを迎えると、この日は5バーディ、1ボギー「69」。ホール別難易度18位とチャンスホールの18番(パー5/551yd)は、持ち前の飛距離を武器にティショットで3Wを持ちながら2オンに成功。イーグルチャンスにつけ、楽々バーディを奪って見せた。

首位と1打差。今までで最も優勝に近い位置で最終日を迎える。「ちゃんと深呼吸して、落ち着いて」と震えそうになる手を抑え、大一番に挑む。(千葉県大多喜町/谷口愛純)

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2023年 ハナ銀行 インビテーショナル



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