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「あっぱれですね」 金谷拓実は勝者の中島啓太を称える

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 最終日(11日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆2313人)

金谷拓実はプレーオフ1ホール目に3mのチャンスを外し、しゃがみこんだ。2ホール目は右ラフからの第2打をグリーン奥にこぼし、チップインバーディはならず。2mのパーパットを沈めたあと、中島啓太がバーディを奪って力尽きた。1994年の尾崎将司以来2人目となる、2週連続で初日から首位を守り切る完全優勝は逃したが、潔かった。

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「4日間で29アンダーを出して、自分のプレーはやりきった。中島選手もいいプレーをしていました。(中島が)もう、あっぱれですね」

国内ツアーの54ホール消化時点の最多アンダーパー記録をマーク(通算25アンダー)した前日までと違い、この日はショットに今ひとつ精彩を欠いた。バーディ以上がマストの1番、3番のパー5こそチャンスをものにしたが、4番以降は13番まで5度の1パットを含むパーが並んだ。スタートから12番まで、9番のカラーからを含めバーディトライを続けた中島とは対照的だ。

18番で行われたプレーオフ2ホール目。中島がベタピンにつけたのに対し、同じ右ラフからグリーン奥にこぼした第2打は、野芝にティフトンが混じる上、ボールが沈んだライで運がなかった。最終日は、正規の18ホールを含めてそんな中でのノーボギー。中島は終盤17番でボギーを喫したが、悪いなりにまとめる“ストロングポイント”で20ホールの名勝負を呼んだ。

今後は22日(木)開幕の欧州ツアー「BMWインターナショナルオープン」(ドイツ/ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒリード)に出場予定。オープンウィークをはさみ、約2カ月ぶりの海外ツアーに臨む。(福岡県桂川町/加藤裕一)

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