ティショットの精度もスコアメイクの鍵に挙げる

◇国内男子◇～全英への道～ミズノオープン 事前（24日）◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部（岡山）◇7461yd（パー72）

蝉川泰果がプロとして初めて挑む「ミズノオープン」。JFE瀬戸内海GCの印象で真っ先に浮かんだ言葉は「最下位」だった。

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苦い思い出がよみがえるのは、中学3年生で出場した2015年。前週の「関西オープン」でレギュラーツアーデビューを果たしたあと、本大会で「83」、「78」と崩れて142位の最下位で予選落ちに終わった。

その後19、22年と出場したが決勝ラウンドに進めず。昨年は初日を21位で滑り出したが、2日目の16番、18番の「ダボ、ボギー」でスコアを落とし、76位となってカットラインの下に沈んだ。「そういう意味でも思い入れのある大会。リベンジしたいですね」と意気込んだ。

苦い思い出の残る大会にプロとして初めて臨む蝉川泰果

「フェアウェイとグリーンに大きなアンジュレーションがある。落としどころによってはアンラッキーがあるので、まずはまっすぐ飛ばすこと」と警戒する今週は、賞金王のキャディを味方にリベンジを目指す。21年賞金王のチャン・キム（米国）らと組んだ出口慎一郎キャディにバッグを預け、「何度もプレーしているので参考に聞こうかなと。その通りに打てるよう準備したい」と話した。

大会の上位4人に与えられる「全英オープン」（7月20日開幕／ロイヤルリバプール・イングランド）出場権は、22年「日本オープン」優勝の資格ですでに確定させている。「まず予選通過を目標に頑張りたい」とコース攻略に集中する。（岡山県笠岡市／谷口愛純）