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“想定ライン”クリアも…石川遼は優勝争いまであと一歩

◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(30日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

通算5アンダー6位から出た石川遼は、2桁の10アンダーに乗せることを優勝争いの目安にしていたという。「(3日目が終わって)2桁アンダーが2人しかいなかった。9、8(アンダー)の人が12まで伸ばして、11、12くらいの人たちがイーブンくらいでプレーするのは十分予想できる展開。10アンダーで残り3ホールとかだったら、12に届く可能性はある」

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スタート時の6打差を逆転するためには、なるべく早い段階で10アンダーまで伸ばして最終組に重圧をかけることがマストだった。花道からしっかり寄せた1番でバーディを決め、2番(パー5)は4Iを握った218ydのセカンドがピンそば50㎝につくイーグル。出だしから勢いよくスコアを動かした。

9アンダーでサンデーバックナインに入った10番。ティショットを右に曲げ、最後は1.2mほどがカップに蹴られてボギーを喫した。1Wでグリーン近くまで飛ばし、ラフからのセカンドをピタリとつけて取り返した直後の11番を含めて3バーディを追加したが、「ヒロシさん(岩田寛)がすごいプレーをしていた。脱帽です。この状況で16(アンダー、17番終了時点)まで伸ばすというのは…」。チャンピオンのプレーは想像を上回ってきた。

10アンダー4位でのフィニッシュ。その岩田と並ぶ「65」で回った最終日のプレーに対するフィーリングは悪くない。「(スイング改造を)3年かけてやってきた、ロングゲームの部分。いままではその場その場の感覚でやっていた。“一期一会”じゃないけど、一回打ったいいショットがすぐに過ぎ去っていく、みたいな感じ。ここからも微調整はありますけど、ガッツリ変えることはないと思う」。土台が固まりつつあることを強調した(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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